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■ 麻生要一郎『 僕のいたわり飯 』
全128ページ|オールカラー| A5サイズ
定価(本体1,700円+税 )2022年1月19日 光文社
ごはんを食べながら
穏やかな時間を過ごしてもらいたい。
自分にとっても、そんな食卓があれば、
大変なことがあっても、
きっとどうにか生きていけるだろう。
《 待望の2冊目は滋味あふれる家庭料理51品 》
毎日のごはん作りは、億劫で仕方のない日もあるでしょう。でも、それはそれとして、気負わずに、手をかけ手を抜き、今日は何を作ろうかなあ、そう思うとき、浮かぶメニューや誰かの顔、その中にこの本で紹介したレシピも浮かび、どこかの誰かの食卓の情景の一端を担えたら、そんなうれしいことはない。
〈 主な内容 〉
□ おひとりさまでも、自炊
母が亡くなってしばらくの間は、
愛猫チョビとふたり暮らし。
その期間、僕は誰のためでもなく、
自分のためにごはんを作っていた。
あれやこれやと手をかけず、
鍋ひとつでできる簡単なものが多かった。
料理は誰かのために作ったほうが美味しいという
その“誰か”とは、
向こう側の人のこともそうだけれど、
当然ながら“自分”という存在も含まれている。
今夜はこれが食べたい、
ちょっと疲れているから、
昨日外食だったからなあ・・・・・・
手をかけ、手を抜き、
自分をいたわりながら手を動かして
膳を仕上げていくのは、
大切な時間であると僕は思っている。
おかめそば
鯛茶漬け
冷や汁
ひとりでも、ちらし寿司
豆乳たんたん麺
バターチキンカレー
余ったごはんでドリア
・僕は台所に立ち、まずは“だし”をとる。
・ときには魚を一尾“丸ごと”のすすめ
・使いまわせるタネ2種
□ 汁物がひとつあればいい。
けんちん汁
かす汁
いわしのつみれ汁
ねぎま汁
□ 小豆をもっと食卓に。
ゆで小豆と小豆茶
小豆のサラダ
酢小豆の寒天
チリ小豆
□ 元気が出ないとき
鶏手羽のスープ
タッカンマリ
トマトのポタージュ
季節の酵素シロップ
□ 対談 よしながふみ さん × 麻生要一郎
『 きょう何食べる?』
「麻生要一郎と申します。料理を仕事にしております。今日はドキドキしながら、お会いするのを楽しみに参りました」——よしながふみさんの漫画作品にシンパシーを感じると話す麻生さんが、日々の食事作りについて吐露しながら、よしながさんの“料理観”にも触れていきます。誰もが忙しい毎日のなかで、小さな工夫を重ねながら自分なりのスタイルを築いている、そんな日常の営みが見えてきます。
□ 麻生が答えます。“ お料理110番 ”
□ column
僕は、おにぎりが小さく握れない。
僕が常備する“体いたわり品”
コーヒーのための朝ごはん
パンの行方、パン粉の行方は?
□ 人をもてなす、ということ
焼肉麻生
フライパン焼き肉
ナムル5種
冷麺
たっぷりの生野菜
□ グラタンに刺身、も家庭ならでは。
カリフラワーのグラタン
えびグラタン
スパゲッティーのグラタン
ありものでグラタン
□ ていねいに、ちゃちゃっと副菜
まぐろの血合いの煮物
昭和のポテサラ
しらたきの炒め煮
サラダ代わりの揚げ浸し
□ 素朴な甘味
栗の甘露煮
ココナッツとジャムのクッキー
りんごのコンポート
キャラメルりんご
□ テーブルまわりのこと
①気負わない器たち
②器に季節のあしらいを
③日々、食卓に花
□ 対談 野村友里さん × 麻生要一郎
『もてなしとは、一緒に食べることに意味がある』
「お、いい焦げ目。これくらいでいい?」「ベストな焼き加減だね」。一緒にキッチンに立ちながら、かぼちゃのグラタンを仕上げていくのは、グローサリーショップ「eatrip soil」オーナーの野村友里さん。今日は麻生さん宅で“おもてなしの日”です。野村さんとは日ごろ、自宅を行き来する間柄。出会う前から互いの存在を知り興味をもっていたふたりが、その後パートナーを介して対面し、食を通じて急速に仲良くなったそう。
「父が山の畑で作った」というかぼちゃを使ったグラタンを野村さんが持参し、それに合わせて麻生さんが数品を作り、一緒に準備しながらのごはん会です。器を選び、盛り付け、テーブルに料理が並び始めたころ、オーブンからはふつふつという音と、チーズの焦げた美味しそうなにおいが漂い、グラタンが完成。楽しい一夜の始まりです。
料理 文 絵 麻生要一郎
撮影 山田 薫| 装幀 本文デザイン 緒方修一
編集 平井 茜| インタビュー 文 安田真里
料理アシスタント 高橋和希
協力 HADEN BOOKS:林下英治 志田彩佳
発売 光文社 2022年
□ 麻生要一郎 あそう・よういちろう
1977年1月18日生まれ。茨城県水戸市出身。
雑誌やアパレルの撮影現場、コンサート会場や舞台へのお弁当のケータリングが家庭的な味わいで好評。雑誌への料理・レシピ提供を経て、2020年に初の単行本となる『僕の献立 本日もお疲れ様でした』(光文社) を刊行。
愛猫「チョビ」が人生の道先案内人。いつか日本各地の郷土料理や器を探求する旅をするのが夢。
Instagram:yoichiro_aso